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「さんまは目黒に限る!」そんな殿様の無知な一言がオチの落語「目黒のさんま」にちなんだお祭り「目黒のさんま祭り」。さんま祭りでスダチを提供している徳島県の野外ステージカーにて、Human Music Communityのパートナーであるライブステーションの企画によるアコースティックライブが催された。岩手県宮古市から5,000匹のさんま、徳島県神山町から10,000個のすだちの提供を受けた祭りは、すっかり目黒の風物詩。さわやかな晴天に恵まれた9月9日。集まった大勢の人々を、計4組のアーティストの歌声が魅了した。 |
1組目に登場したのは、「彷徨えるピアノマン」高峰ショウさん。1曲目に選んだのは、まさにトラックの上の野外特設ステージにぴったりの曲「ストリートシンガー」。ピアノが鳴り、歌声が響きだすと、道行く人々が足を止め、広い道路から届く音楽に酔いしれた。足を止めた観客からの終了後の拍手が、とても暖かく響き渡る。計2曲を演奏した。
2組目は、cloudica(クラウディカ)。ステージに上った時から、Vo.のいっせいともかさん、Bs.の松本ケンイチさんの表情に笑顔が弾ける。演奏がはじまると、伸びやかな歌声に、大勢の人が足を止めて、歓声を送った。観客にともかさんがハンドクラップやかけ声をうながし、特設会場の一体感が更に増していく。2曲目は、当日の青空にぴったりな「Under the Sky」で締めくくった。
「ライブステーションの歌姫」と紹介され出てきたのは、3組目の葵さん。細い身体から奏でられる、繊細かつ力強い歌声は、まさしく“歌姫”。バックは、ギターに加え、ピアノ、ドラム、コーラスもつく豪華な編成。女性ヴォーカル同士のコーラスの掛け合いは絶品。気持ちのこもった2曲のバラードを演奏し、観客を魅了した。
最後に登場したのが、種浦マサオさん。現在、スティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」のカヴァー曲「関西人 in Tokyo」が、有線などで話題沸騰中。「話題になってるみたいです。」と、照れ隠しの一言の後に、その「関西人 in Tokyo」をギター弾き語りで演奏。おかしくも何処かせつないブルージーなメロディが流れると、観客が笑顔に包まれた。2曲、演奏が終わると、観客や道ゆく人々から暖かい拍手がおこり、ステージは幕を下ろした。
ライブの後、cloudicaのいっせいともかさんにお話を伺うことができた。「ストリートでやることは多いんですけど、お祭りって、普段とは違う、特別な空気があって、楽しいですね!」と、ともかさんは笑顔で語ってくれた。目黒ライブステーションのスタッフの方の笑顔も印象的。時にはライブハウスの壁を超えて、町とともに、地域とともに、アーティストともに、音楽を育てていきたい。目黒ライブステーションの、そんな心意気が感じられるひとときだった。 |
(記:あず)


