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POWER PUSH

Jennifer Hudson


大ヒットミュージカル映画『ドリームガールズ』(2006年映画、日本では2007年公開)で映画デビューしたジェニファー・ハドソン。 その圧倒的な歌唱力と演技力で、第64回ゴールデングローブ賞 助演女優賞受賞をはじめ、アカデミー賞の前哨戦といわれる映画賞を軒並み制覇。 第79回アカデミー賞では、助演女優賞を見事獲得し、センセーショナルにその名を全世界に知らしめた。 その後も2008年夏話題の映画『セックス・アンド・ザ・シティ』に出演し、劇中歌の「All Dressed In Love」もヒット!と、順調に進む彼女だが、 アメリカの人気テレビ番組『アメリカン・アイドル』で途中敗退し、激しく落胆したという過去を持つ。
数々の挫折を乗り越え、彼女が彼女自身の手で作り上げてきた<シンデレラ・ストーリー>の新章が、 いよいよデビュー・アルバム『ジェニファー・ハドソン』で幕を開ける!


導入文:nomoco
記事取材・文:Hiroko Shintani

誰もが知っているジェニファー・ハドソンのシンデレラ・ストーリー
 幼い頃から一途にシンガーを志して地道に経験を積み、あの大人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』に応募して決勝戦に進むも、7位という成績で途中敗退。 けれどその後、ミュージカル映画『ドリームガールズ』の準主役のオーディションを受けて、800人の候補者の中から抜擢され、映画初出演ながら共演者のビヨンセを 軽く圧倒する存在感を見せつけ、いきなりアカデミー賞助演女優賞を含む約30の映画賞を総なめにしてしまう……。 これが、今やアメリカでは誰もが知っているジェニファー・ハドソンのシンデレラ・ストーリー。 見事に挫折を乗り越えて一躍スーパースターの座についた彼女は、自分の歩みを振り返って、

「『アメリカン・アイドル』で7位に終わったわたしがここまで来れたのは、常に新たな経験を求める貪欲さを持ち合わせていたからだと思うの」

と言う。

「敗退しても、“いつか見返してやるぞ”なんて気持ちにはならなかった。別に優勝するために参加したわけじゃないし、全ては自分の夢に近づくためのステップと捉えていたの。 これがダメなら、じゃあ次はこうして、その次はこうして……という具合に経験をひとつひとつ積み重ねていった先に、思いがけない結果が待っていたのよ」。

 そう、思いがけずに女優として先に評価を確立してしまった彼女だが、ここにきてようやく長年の夢を叶えてアルバム『ジェニファー・ハドソン』を完成。 アメリカでは9月末にリリースされ、全米チャート初登場2位という申し分ないスタートを切った。 4本の映画の撮影と並行して1年以上かけて作り上げた本作はなるほど、デビュー作とはいえ貫禄満々。 参加プロデューサー陣も、ティンバランドにミッシー・エリオット、Ne-Yoとスターゲイトのコンビ、T-ペイン、若手のブライアン・ケネディやポロウ・ダ・ドン……と、売れっ子が勢揃いしている。

「何しろクライヴにノーと言える人はいないから!」

とジェニファー。 クライヴとは、『ドリームガールズ』のオーディションを観て彼女に惚れ込んだ所属レーベルの元社長で、本作のレコーディングを指揮したクライヴ・デイヴィスのこと。 ジェニファーが敬愛するアレサ・フランクリンやホイットニー・ヒューストンの育ての親でもある、音楽界の重鎮だ。

「今回のコラボ相手は、クライヴが推薦するプロデューサーとわたしが以前から一緒にやってみたかった人たちを、総動員した感じね」。
 彼らはジェニファーの期待に応えて、王道のバラードからコンテンポラリーなR&Bまで多彩なスタイルの曲を提供。 映画で立証した5オクターヴの美声の魅力を、様々なアングルから引き出すことに成功している。

「わたしは子供の時から教会の聖歌隊で歌っていたから、音楽的ルーツは間違いなくゴスペルにあるんだけど、普段はジャンルに捉われずにいろんな音楽を聴くわ。 そういう嗜好が自然に反映されて、こういうバラエティ豊富なアルバムになったのよ。 それにわたしの場合、『アメリカン・アイドル』を通じて興味を持ってくれた人も、『ドリームガールズ』で気に入ったという人もいて、幸運にもファンの層がすごく幅広い。 だから、世代も人種も様々な人々を満足させるためにも、バラエティ豊富なアルバムを作らなくちゃならなかったの。 そしてどんな曲を歌うにしても、必ず自分なりの解釈を加えて、“ジェニファー化”するわけ(笑)」。
 また、曲ごとに浮かび上がる女性のイメージも一様じゃない。 バウンシーなビートに乗せてうるさくつきまとう男を追い払う『Pocketbook』では生意気で主張が強い女性を、 しっとりしたバラードの『Givin’ Myself』ではロマンティックな恋する女性を、 『We Gon Fight』では力強い闘う女性を、 正統派ゴスペルの『Jesus Promised Me A Home Over There』ではスピリチャルな女性を……。 ジェニファーはこうして、自分の中にある様々な面を曲に映し出そうとしたのだそう。

「みんな映画を観たからってわたしのことを知ってるつもりでいるかもしれないけど、誰もまだ本当のジェニファー・ハドソンを知らないわ。 その謎を解いて、改めてひとりの人間としてわたしを世界に紹介するのがこのアルバム。だからこそタイトルに自分の名前を掲げているのよ」。
 このような想いを託した本作は実際、彼女が演じた『ドリームガールズ』のエフィーや『セックス・アンド・ザ・シティ』のルイーズに劣らない、 バイタリティに溢れた魅力的な女性の姿をヴィヴィッドに描いていて、ファンをさらに増やすことは必至。 ちなみにジェニファーと同じシカゴ在住のあのバラック・オバマ氏も以前からのファンで、彼が正式に大統領候補に指名された8月の民主党大会で、 国歌斉唱を依頼したというエピソードもある。

「アメリカで起きようとしている大きな変革を渦中で体験できて、わたしのアーティスト人生における最高に素晴らしい瞬間のひとつになったわ」

と語るけれど、彼女には今後もそんな瞬間がまだたくさん待ち受けているはずだ。
Jennifer Hudson
ジェニファー・ハドソン 新譜情報!
ジェニファー・ハドソン 新譜情報!

「ジェニファー・ハドソン」
2008/10/29 発売
¥2,300(税込) BVCP-24147

全世界、全業界が待ち望むジェニファー・ハドソンのデビュー・アルバムが10月29日にリリース決定! いよいよ“本業”ミュージック・シーンで、桁はずれの才能と決して夢を諦めないパワーで作り上げてきた シンデレラ・ストーリーの新章が開かれる!



ジェニファー・ハドソン オフィシャルHP



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