MOOCS TOP > 特集 > LIVE Report > Vol.003 KANSAI NAGURIKOMI GIG 2008
2008年3月1日、中野サンンプラザホールで行われた伝説のライブ、JAPAN HEAVY METAL FANTASY 〜KANSAI NAGURIKOMI GIG 2008〜。今回のライブレポートは、MOOCS のメタル専門ライター、編集長のわたくし metal と社外スタッフ chiho が生感覚でお届けします。文中、暑苦しい表現が多々出現するかと思いますが、お許しください(文中、メンバーの皆さまの敬称は略させていただきます)。
Text:metal & chiho Photo:Official Photo, metal & chiho
開演にはまだ早い時間に会場に着き、スタッフが慌ただしく動いている中、リハーサルの合間をぬって、今回は特別に独占インタビューをさせていただきました。インタビュー記事は、追って掲載いたします!
そして、ステージも中盤を過ぎ、ツーバス連打が会場に響く。どこどこどこどこ・・・「シェイク!」どこどこどこどこ・・・ ついに来た!「SHAKE DOWN」! 会場もツーバスに乗せて「シェイク!」と叫ぶ。ジャパメタフリークにはたまらないコテコテのジャパメタ曲。延々と続くツーバスと、逆にロングトーンを合わせるギター、それに絡むウネウネベース、ハイトーンのボーカルと、全ての要素をきれいにまとめた名曲。ハイ、告白です。この曲で号泣してしまった。昔、あれだけ聴いていた(演ってもいたんですが)曲が目の前で演奏されているのを見て、決壊してしまった。
あっという間に時間は過ぎ、最後になってしまった MARINO のステージ、最後の曲はもちろん「Impact」! 特徴的なギターリフのドライブ感溢れるナンバーで、最後の最後、会場は超一体状態に。これで終わるの? 終わってしまうの? そんな思いが会場いっぱいに。いや、これで終わりにはならない。また私たちの前で、MARINO はやってくれるはず。また絶対見たい! ありがとう MARINO!
一発目からすっかり体力と精神力を消費して、しばしグッタリと休憩。まだ先は長い・・・ドラムセットを交換して、セットチェンジで15分。こういうライブとしては間の時間が短い。体力回復ができたかできないかくらいで、もう会場は暗転。2バンド目はバリバリ現役の「EARTHSHAKER」の登場!
さぁ、1曲目は何だ!? で始まった曲がなんと「EARTHSHAKER」! 1983年に発売されたデビューアルバム「EARTHSHAKER」の1曲目。これを持ってくるの、絶対狙ってるのでは・・・ここでまた泣きそうに。でもこらえた。
ステージ中盤、MARCY 曰く「限界を越え続けてしまった最高傑作」という、3/12に発売されたニューアルバム「Quarter」から「愛の技」、「欠片」の2曲。これがまた、今の時代にもマッチしていて、でも、ちゃんとシェイカーの音になっていて、歌メロも良くて、とシェイカーの本領発揮度バツグン。シェイカーは、このアルバムを引っさげて、3/15から全国ツアーに回っている。行きたい・・・
最後は会場大合唱の「RADIO MAGIC」。ここでもメンバーを含めて会場がみんな笑顔。見ている立場としても、こんなに楽しくてどうしよう、と思ったほど楽しかった。単に、曲がいい、演奏がいいだけではない、何か表には出てこない会場に渦巻く感情が、その空気を作っていたのだと思う。今回、MARINO、44 MAGNUM とともに3バンドが一同に介するライブが実現されたことで、かなり遠くからいらしたお客さんも多いそう。時間は短かったけど、この3バンドが見られる、しかも最後にはセッションが・・・ということもあって、この1回だけをとっても十分伝説! これが、また続くことを願って・・・ありがとう EARTHSHAKER!
1曲目は「YOUR HEART」。この曲は、初めて 44 MAGNUM の映像を見た時に演っていた曲。ドラムイントロからリフに入った時、既に号泣していた。ステージから放たれる昔と変わらない攻撃的な音、ステージング、煽りを感じながら、満員のお客さんと一緒に、ただその空気を感じていた。身体いっぱいにその空気を感じていたかった。心配していた梅原 "PAUL" 達也のボーカルも、ほとんど衰えは感じられない。その点は少し安心した。
会場の皆が感じていたと思うが、今日の 44 MAGNUM は、PAUL の体調をカバーするためか、若いメンバーが一人入っていて、ツインボーカルの編成となっている。でも、それが誰なのかを皆知らない様子。どう反応していいかわからなかったと思う。そして、ふと緊張感が途切れた MC 中、PAUL が話しかける。「44 MAGNUM は今日からツインボーカルだ!」 会場は一瞬とまどう。「あれ、みんな、オレだけの方がいいの? そんなこと言ったら、スティーヴィがかわいそうじゃないか。これ、マジでオレの息子なんだよ」 えええええ?! そうだったのか・・・ それを知って会場はスティーヴィに暖かい拍手。こんなドラマティックな展開になろうとは・・・そんなMCもはさみながら、曲はどんどん進む。どの曲もそのまま身体の芯に直接響く。今生きている自分の周波数と何かがシンクロしているような、言葉では表せない一体感。こんな恐ろしいステージになるとは予想していなかった。
そんな中、必死でステージを見ようと努力。PAUL は病気のせいか動きが大変そうには見えたが、あのシャウトは微塵も鈍ってない。でも、「医者が知ったらブン殴られるくらいの薬を飲んできたので、こんなに元気だよ!」なんて言われると、ファンとしては複雑ではあるところだが、そこまでして復活させてくれた、そのことが本当に嬉しいし、やっぱり、PAUL は PAUL だった、という確信が持てる。
そして、往年の曲をガンガン飛ばし、既にステージは後半に。時間は一番長いのに、なぜこんなにあっという間なんだ、という感覚。終盤は定番コースの「LOCK OUT」、「TOO LATE TO HIDE」で疾走。もうすぐ、今日のこのステージは終わるだろう。しかし、実際に「今」の 44 MAGNUM の姿、音、世界を実際に体験できたことは、決して消えることはない。文字通り、この回は会場のお客さん全員にとって伝説になるであろう。病気に打ち勝ち、最後までステージに立ち続けた PAUL、あなたのその姿は、必ず何かを届けるはず。それは、会場にいた満員のお客さん全員に届いただろう。ありがとう 44 MAGNUM!
そんな余韻に浸っている中、ステージにはたくさんのマイクがセットされた。史上初めて、この3バンドのセッションが始まる。
しばらくして登場した今夜のスーパースター達。これまでに一度も実現したことのない、3バンドのメンバーによるセッション。曲は「SATISFACTION」。44 MAGNUM のメンバーに加えて、吉田LEO、MARCY、レイブン、SHARA が参加。PAUL も、少し肩の力が抜けたようで、思いを一つにする仲間たちと一緒にステージに立っているのが本当に嬉しそう。
こうして、伝説のライブは幕を閉じた。しかし、このライブが何かの始まりになる、と感じたのは、私だけではないはず。それがどこにつながるのか、何が起きるのか、それは、これまで誰も経験したことのないことで、それが再び伝説を引き起こす、ということは、会場にいる誰もが確信しただろう。
いつまでも終わらないでいて欲しかった。こんなに楽しくていいのか、ハッピーでいいのか、そう思った。音楽を好きでいて良かった。
【MARINO】
01:Midnight Believer
02:Break
03:約束の丘
04:Brave As A Lion
05:Shake Down
06:Target
07:Faraway
08:From All Of Us
09:Impact
【EARTHSHAKER】
01:EARTHSHAKER
02:WALL
03:COME ON
04:愛の技
05:欠片
06:GARAGE
07:FUGITIVE
〜 DRUM SOLO
08:MORE
09:RADIO MAGIC
【44MAGNUM】
01:YOUR HEART
02:THE WILD BEAST
03:NO STANDING STILL
04:I'M ON FIRE
05:IT'S TOO BAD
06:NIGHTMARE
07:YOU LOVE ME DON'T YOU ?
08:She's So Crazy. Make Me Crazy
09:STREET ROCK'N ROLLER
10:I JUST CAN'T TAKE ANYMORE
11:LOCK OUT
12:TOO LATE TO HIDE
《encore》
E1:SATISFACTION(session)



