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LIVE Report MOOCSスタッフによるライブレポート!

Vol.007 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜in TOKYO DOME

1997年に解散発表後、10年の時を経て奇跡の復活を遂げたX JAPAN。「破滅に向かって」と名づけられた、東京ドーム3Daysから、最終日「創造の夜」を、MOOCSスタッフがレポート!

Text:maresuke

X JAPAN 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜
東京ドーム3Days、初日の「破壊の夜」が終わると、様々な媒体でX JAPANのことがニュースとして報道されていた。
完璧主義者であるYOSHIKIが演出に徹底的にこだわり、開演が大幅に遅れたこと。
ラストに演奏された「Art Of Life」を終えて、YOSHIKIが倒れこんだこと。
かつて、このような事態がニュースとして報道されたバンドがあったであろうか?
まさに、X JAPANは生きる伝説である。

そしてこれらのエピソードに象徴される、YOSHIKIのこだわり、ステージで全力を出し切る姿勢は10年前とまったく変わりはない。
古くからX JAPANを知る方たちにとっては、むしろ納得のエピソードであったはず。そして、実感したはずだ。
「X JAPANが、帰ってきた」と!

劇的なスタートを切った初日に続き、2日目の「無謀な夜」は、オンタイムでスタート。
体調が心配されたYOSHIKIも完全に復活し、ドラムソロや名曲「X」などを演奏した。

そして最終日、「創造の夜」が始まった。

YOSHIKI TOSHI X JAPAN 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜
TOSHI X JAPAN 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜


開演予定時刻から25分程過ぎた東京ドームで、「創造の夜」は始まった。一曲目は「Tears」。
YOSHIKIのピアノに合わせて、TOSHIの美しい声がドームに響き渡る。
1コーラスが終わり、ステージを覆っていたベールが落ち、PATAとHEATHが登場。
ギターソロでは、スクリーンにHIDEが大きく映し出され、PATAとともに美しい音色を奏でた。

そして「Tears」が終わると、「Rusty Nail」のイントロが始まる!
この瞬間、しっとりとしていた会場の雰囲気はガラリと変わり、一気に緊張が高まる!
10年前と同じ、このオープニングに、会場にいた全てのファンが、歓喜の声を上げた!

ここで特筆すべきは、やはりHIDEだろう。
X JAPANにとって、そしてファンにとってHIDEは本当に大きな存在であり、今回のライブについても「HIDEの代役を誰が務めるのか?」「HIDEなしでX JAPANはあり得るのか?」という声は少なからずあった。
しかし、HIDEは確かにそこにいたのだ。YOSHIKIが「5人でX」と言い切り、総費用1億5000万円をかけ、メンバーやスタッフの努力により、あたかもHIDEが生きているかのように感じることができたのだ。
「Rusty Nail」のギターソロ、続く初期の代表作「WEEK END」のコーラスパート、PATAとのツインリードなど、全てHIDEが登場。ギターサウンドも、当時のHIDEそのものだ。この演出に感動したファンも多かったのではないだろうか?

「WEEK END」が終わり、PATAのギターソロ、HEATHベースソロが終わるとそこはHIDEの部屋だ。HIDEが自身作曲の、「MISCAST」「DOUBT」を歌い、PATAとHEATHが演奏に加わる。東京ドームに集まった5万人は、この日10年ぶりに、HIDEの存在を強烈に感じることができたはずだ。

色あせない名曲「Forever Love」、そして「Without you」。
そして、アコースティックギターを抱えたメンバーが登場し、TOSHIのMC。
各メンバーの活動状況などが丁寧に伝えられ、メンバー同士に笑顔がこぼれる。
そしてTOSHI自身の報告、関係者への感謝のメッセージと続く。
そして、アコースティックバージョンの「Forever Love」へ。
X JAPANの代表曲バラードに、会場は酔いしれた。

続いてYOSHIKIが登場。
ピアノで奏でられた曲は「Without you」だ。
この曲は、YOSHIKIがHIDEの死を受けて作曲した曲であり、TOSHIのボーカルを前提として作られた曲である。
X JAPANの音源としては発表されておらず、この東京ドームで初めて聴く人も多かったはず。

YOSHIKIのHIDEに対する素直な気持ちが歌詞にあらわれており、TOSHIがそれを美しく歌い上げる。
モニターにはHIDEの生前の様子が次々と映し出され、会場には涙するファンも多く見受けられた。

TOSHI HEATH X JAPAN 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜
新曲「I.V.」そしてXの真骨頂!!
TOSHI YOSHIKI X JAPAN 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜
そしてゲストギタリスト、SUGIZOが登場すると、新曲「I.V.」へ。
今回サポートとしてSUGIZOが登場したのに納得のファンも多かったのではなかろうか?
SUGIZO、もといLUNA SEAはX JAPANの直属の後輩にあたる。
SUGIZOはデビュー以前からHIDEのことをとくに慕っており、その人柄、ギタープレイなど様々な面で影響を受けたという。
また、YOSHIKIが設立したレーベル、EXTASY RECORDSのイベントでは、SUGIZOがXの曲を見事に弾きこなす、という場面もあった。
そんなSUGIZOだからこそ、このステージに立つことができるのだ。

「I.V.」では、SUGIZOらしさをふんだんに盛り込んだギタープレイを披露した。
「HIDEの代役」ではない。
一人のギタリストとして、HIDEのスピリットを受け継ぐものとして、堂々たる演奏を見せ付けたSUGIZOがいた。

X JAPAN 攻撃再開2008 I.V.〜破滅に向かって〜

そして「I.V.」の演奏が終わると、X JAPANのデビュー曲でもある「紅」のイントロが始まる。
モニターにはピックを咥えたHIDEが映し出され、ギターを爪弾く。
HIDEの奏でるメロディに併せてTOSHIがイントロ部分を歌い終えると、TOSHIが叫ぶ!

「紅だぁぁぁぁぁああああ!!」

爆発的な曲の始まりとともに、会場は真っ赤に染まる。
空中には銀テープが舞い上がり、今までで最高の盛り上がりを見せた!
やはり、そこにはHIDEもしっかりと演奏しており、PATAとの高速ツインリードを決める!
これぞX JAPANの真骨頂!生きていて、良かった!!

怒涛のように紅が終えると、すぐさまTOSHIが「ラストナンバー行くぞー!!」と叫ぶ。
そしてYOSHIKIの高速ドラムがスタート!
そう、前日、前々日では演奏されなかったがライブでは欠かせない高速ナンバー、「オルガスム」だ!
まさかこの曲が演奏されるとは!

初期Xを彷彿とさせる圧倒的なスピードに会場は熱狂!
この曲の間奏では、TOSHIも「やるときゃやれぇ!」「ここまで(声を)届かせろぉ!」と会場を煽る。
TOSHIの声に合わせて会場全体が手を挙げ、声を張る!

そしてドラムを打ち込みに切り替えたYOSHIKIが会場を暴れ回る!
これもファンにはたまらない演出だ。
二酸化炭素のボンベを振りかざし、会場に白い煙を立ち上げるYOSHIKIは、10年前と、いやむしろ20年前の勢いを感じさせる。
そしてTOSHIからマイクを受け取り、こう叫ぶ!

「気合入れろォ!!!」

これこそがX、これこそがYOSHIKIなのだ!!

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